17-5ビンテージカー

蛍の季節です。でも最近あまり見ませんね。
あるとき、自然農法の自分の田んぼに蛍が
飛びかうのを感動して眺めている農民がいました。

彼はそれを見てあるアイデアがひらめきました。
過疎に悩む地元を蛍の観光地にして
都会から人を呼び寄せられないかと考えたのです。

彼はアイデアを実行に移しました。数年たった現在、
観光で訪れる人々が増え、おまけに自然農法で作った
彼の米も、蛍のブランド米として高値で売れるように
なったのです。

アイデアのタネは誰でも持っています。でもそんな
「ひらめき」はすぐ消えてしまうもの。
タネはどうしたら見つかるのか。そしてそれを育てて
いくことについて考えてみましょう。

  ****************************************

誰でも、出来ればもっと楽しい人生にしたい、と思って
います。でも何が自分に出来るか、何をしたいのか
迷っていることが実際には多いようです。

ひとは誰でも生きるために役立ついろいろな才能・能力の
タネを持っています。でも自分でそれに気付いているひと
は少ないのです。

幸福のヒントは遠いところにあるのではありません。
童話「幸福の青い鳥」が教えるように、実はずっと
身近なところに幸福のタネがあるものです。

自分のなかにある小さなタネを探してみましょう。
自分が心からやってみたいと思うこと、得意なこと、
好きなこと、思いつくことをノートに書きだしてみて下さい。
「キャリアの棚卸」をしてみましょう。

ひとりでも出来ますが、誰か第三者がいると客観的に
作業ができるので効率的です。
信頼できる友人や先輩に手伝ってもらえれば最高です。
身近にそんな人物がいなければ(ここはちょっと
宣伝めきますが)、経験を積んだキャリアコンサルタント
やコーチなどの専門家に依頼することも一案です。

  ****************************************

自分は本当は何をしたいのか、タネを見つけたら、
次ははそれを育てていく段階です。
付加価値を付けていくプロセスです。誰が見ても欲しい、
やってみたい、と思われるレベルにまでアイデアを
考え抜き、洗練化し、商品化していくのです。

成功を導くために、この段階にはしっかり時間を掛け
ましょう。プロジェクトの準備期間であり、本格的に
実行するための「助走期間」でもあるのです。
いろいろな形でテストを試す試行錯誤の段階なのです。

  ****************************************

ワクワクする自分の人生を思い描いて下さい。
夢は大きければいい、というものではありません。
あなたが、心から満足できるものであれば、大きさ
は関係ありません。
コツは「他のひとと比較しない」ことです。

さあ、残りの人生の充実のために、あなたも蛍を
探してみませんか?